2017年2月4日駅前観望会

「第51回鴻巣駅前観望会」

立春の今日、春のような陽気は夜まで続きました。2月にしてはとても暖かい夜で、日没直後の駅前広場の気温は摂氏10度でした。暖かさに誘われて多くの皆さんに来ていただきました。
そのため、望遠鏡のセッティングが間に合わず、1点アラインメントのままスタートすることになったほどです。

さて、このところ夕方の空に金星がとても明るく輝いていますが、「『いちばんぼし』の名称は金星からとったのですか?」という質問を受けました。
一番星というのは夕暮れ時に最初に見える星を指すものですから今の時期であれば金星が一番星ですが、木星だったり、別の明るい恒星であることもあるのです。
今夜の空では、金星がなければシリウスあたりかもしれません。
今宵も一番星として西の空に鎮座する「金星」のほか、火星、上弦の月、 すばる(M45)、オリオン座大星雲(M42) などでお楽しみいただきました。

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恒例のいちばんぼしメンバー写真、将来のメンバーも含まれている?

※ミニ解説 「君にも見えるウルトラの星 ♪、ところでM78星雲のMって何?」

昭和年代に子供時代を過ごしたたメンバーは、帰ってきたウルトラマン(のちのウルトラマン・ジャック)の主題歌を思い出します(笑)。ご存知ウルトラマンシリーズでの世界では、彼らの故郷は「M78星雲」ということになっています。M78は実在する星雲で、オリオン座の三ツ星の少し左側に実在する星雲ですが、ウルトラマンシリーズを制作した円谷プロダクションに残されている当時の企画資料には「M87」という記載もあり、脚本に誤植されたことから、誤ってM78星雲となったという説があるそうです。
参考までに、ウルトラマンシリーズ第2作のウルトラセブンの必殺技は「M87光線」ですが、これは本来の設定に基づいているということです。M87も実在する天体で、おとめ座超銀河団の中心をなす巨大な銀河です。

さて、このM(メシエ)とは何か。
これはフランスの天文学者シャルル・メシエの名に由来するものです。彼は18世紀のフランスで活躍した天文学者で、彗星の観測で知られていましたが、彗星を探す際に彗星と誤認しがちな星雲星団を1から103までの番号で分類し、いわゆる「メシエ・カタログ」を作成しました。後世の天文学者が番号を追加し、最終的にはM110までのカタログとなっています。なお、M40、M91、M102は欠番となっています。
例えば、
M42といえばオリオン座大星雲のことを指します。当時メシエが使っていた望遠鏡は口径5~7cmほどの小口径のものであり、比較的明るく、観測しやすい天体が多いという特徴があり、メシエ・カタログの天体はアマチュアでもその観測や撮影が比較的容易なものとして人気があります。
当時のフランスはブルボン王朝からフランス革命という激動の時代でしたが、ブルボン朝国王ルイ15世の治世には、メシエの業績をたたえ、彼を「彗星の狩人」と呼び、かのナポレオンも勲章を授けています。

 

(上の画像は国立天文台のサイト http://www.nao.ac.jp/ から転載)

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