全天周投影システム投映トライアル

いちばんぼしでは、市民活動支援基金を活用して「全天周投影システム」の構築を進めています。

5月6日に、はじめての投映確認を実施しました。

4次元デジタル宇宙ビューアー「Mitaka」の映像をプロジェクタとコンバージョンレンズを介してプラネのドームに表示するテストです。

いくつかの課題はありますが、とても迫力ある映像を表示出来る事が確認できました。

みなさまにご覧いただけるように、鋭意準備中です。

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コンバージョンレンズを取り付けたプロジェクター
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Mitakaの初期設定
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ひとまずドームに映像が映る
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地球から離れて、宇宙に出かける様子も全天周映像でご覧いただけるようになります
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働くプロジェクター

おたのしみに!

全天周投影システム投映トライアル” への3件のフィードバック

  1. 全周投影でネットをうろついていたら、こちらにたどり着きました。私もレイノックスの魚眼コンバートレンズを持っているのですが、手持ちの古いプロジェクターではいまいちキレイに映りません。買い替えを検討しているのですが、ニコニコプラネタリウムの記事は5年くらい前で終わっていて、相性の良いプロジェクターが見いだせないままです。画像を拝見しておりますと、エプソン製のプロジェクターを使用されているみたいですが、差し支えなければ機種名を教えていただけないでしょうか。

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    1. 稲葉様
      私たちのHPをご覧いただき、ありがとうございます。

      ご質問の機種名ですが、エプソンの EB-W41 です。
      この機種を選んだ理由は、予算(市の助成金利用)とコンパクトさ、明るさです。
      ただし、予算が許せば、より解像度の高い上位機種の EB-U42 を選んだと思います。

      ちなみに、事前調査で久喜市のプラネタリウムで伺った話によると、コントラスト比が高いことが重要ということでした。これは、実際に構築して実感することができました。
      EB-W41のコントラスト比は15000:1 でビジネスプロジェクターとしてはそこそこの性能なのですが、それでも黒い背景に明るさが残っているため、本来のプラネタリウムの星空とコラボしようとしても、本来のプラネタリウムの星空がかき消されてしまうのです。

      稲葉様が利用される環境や目的はわかりませんが、上記の理由で高コントラスト比(60000:1~∞)の機種が理想的なようです。高コントラスト比の機種を調べてみると、主にホームシアター用の高級機が多く、かなり高価な製品ばかりでした。
      目的がMitakaの星空を投影できれば十分なのであれば EB-W41 でも問題なく使えます。

      いちばんぼし 三浦

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      1. いちばんぼし 御中

        さっそくメールをいただきありがとうございました。
        私は、熊本県八代市にあります さかもと八竜天文台 の台長をしております。
        公開天文台では最大クラスの30cm屈折望遠鏡を備える施設ではありますが、二年前に就任してからは、いろいろと新しいことに挑戦しております。
        先日、出張教室用に大型エアドームを製作しました。当天文台にはプラネタリウムが併設されておらず、わずかに研修室の隅っこに後藤光学社製の3m吊り下げ式ドームでセガのホームスターを改造し、光量を上げたものだけで対処していました。
        それでも結構好評でしたので、勢いで作ってしまったのが今回のドームです。地元の新聞に記事にしていただきました。
        https://this.kiji.is/447360298534405217?c=92619697908483575

        改造プラネタリウムだけではいまひとつ物足りないのでステラリウムやMITAKAでドーム投影できたらと、古いプロジェクターを使って試行錯誤していました。
        いかんせん解像度と光量とコントラスト比が劣ってますので全周投影は諦めて、1/3位に狭めた曲面投影で誤魔化せています。

        今回教えていただいた機種は、これかな〜?と、予想していた範疇にありました。
        しかしながら確信がなかったので無礼を承知でメールさせていただきました。

        年度末の余った予算を捻出して問答無用で上位機種を購入してみようと思います。

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