2023年10月7日 こうのす花火 4尺玉

特別に暑かったこの夏。熊谷の猛暑日は過去最高の45日間で、その最終日は9月19日でした。
ここ数日、遅れを取り戻すかのように、急激に秋が深まってきました。
夜は冷え込みますが、真夏の茹だるような暑さとは違って対処しやすいですね。

今回は、風向きも考慮して糠田第二会場から撮影してみました。

終盤には大玉の花火の連発。タイミングを測るのがむづかしいです。

最後に4尺玉。見事に打ち上がりました。

とても多くの方が、撮影しているのも印象的です。

撮影は、後ろの方の迷惑にならないように、観覧エリアの最後端で行いました。

直接関係ないですが、駅に掲げられている鉄道開業140周年を祝う鴻巣高校書道部による書道アート。
花火がモチーフに使われている素敵な作品です。

2023年9月24日 第78回 駅前観望会

天候の都合で順延となり、日曜日の開催となりました。
土曜と比べ、人通りが少ないので、ゆったりと観測していただけました。
半月をすぎ、ちょっとだけ太った月齢9の月や、土星を中心に観測しました。

下の写真は手作りのニュートン式望遠鏡。
これまた手作りのモータドライブ赤道儀に載っています。
この赤道儀は、何十年も前に制作されたものとのことで、久しぶりの活躍です。
高倍率の観測で、視野に導入するのすら難しい、土星の観測にもしっかり活躍してました。

こちらの望遠鏡には、何やら見慣れない赤い箱がついています。
とっても賢い箱のようですが、今回はまだ稼働していないとのこと。
次回の観望会ではデビューかな?

上の写真で、後ろに見えている、大きな黒い筒は、鴻巣花火大会で使用される4尺玉用の巨大な筒です。

2023年8月12日 夏の天文教室

今回のテーマは、「夏の星空と流星群ガイド」。
プラネ室で夏の星座と翌日の夕方に極大となる「ペルセウス座流星群」についての講義の後、屋上で流星を観測しました。

天文台の望遠鏡ではM13(ヘルクレス座球状星団)、M57(こと座の惑星状星雲)などをご覧いただきました。

幸いにも徐々に雲が少なくなり、観測しやすい空になりました。
まだピークから離れたタイミングのため、貴重な流星が見えると「わー」っと歓声が上がっていました。

人工衛星や飛行機の姿も頻繁に見られました。

↓ 白鳥座のアルビレオ(青と金の美しさで人気の二重星)を観測しています。
 背後には、夏の星座たちの姿が見えます。

白鳥座の

↓ 写真にもかすかに流星が写っていました。(20:48)

2023年 7月12日 マウナケア山

いつか行ってみたいと思っていた、ハワイ島のマウナケア山に登るチャンスに恵まれました。
天文観測に適したこの地には、たくさんの天文観測施設があります。

写真の中央左は、お馴染み国立天文台の「すばる望遠鏡」です。
有効口径8.2m、焦点距離15mの望遠鏡が格納されています。

中央の球形の双子は「W.M.ケック天文台」。
石油で財をなした、アメリカの実業家が創立したW・M・ケック財団から寄付を受けて建設されたそうです。

右はNASAの「IRTF」口径3.2mの赤外線望遠鏡を備えています。

標高4,200mのこの地では、雲は眼下に雲海として見えます。
常夏の島、ハワイですが、気温は5度付近でした。

観測の邪魔にならないように、日没後は下山する必要があります。
光害が無く、空気の澄んだこの地では、ふもとまで降りても、見事な星空を楽しむことができました。

おおかみ座や、ぼうえんきょう座といった、日本ではあまり耳にしない星座たちも見えています。

アメリカの学校は日本よりひと足早く夏休み。ワイキキのビーチも賑わっていました。

2023年6月3日 第76回 駅前観望会

76回目の鴻巣駅前観望会
コロナ禍を乗り越え前回の2020年3月7日から、実に3年3ヶ月ぶりの観望会でした。

好天に恵まれ、金星や火星、月などを観測しました。
ほぼ満月のこの日、月は少し遅れて銀行の建物の上に顔を出します。

夜のお出掛けに興奮する子供たち
家路を急ぐ足をちょっと止めてのぞいてくれた人たち
たくさんの人たちと一緒に夜空を眺めました。

スマホでの難しい月撮影に粘り強く挑戦する人
立ち話に花を咲かせる人たち
望遠鏡をじっと覗き込み、月の姿を堪能する人
束の間ながらも、かけがえのない夜のひとときをご一緒させていただきました。

次回は、7月29日(土)の予定です。