2017年12月3日 駅前観望会

「第55回鴻巣駅前観望会」の様子を掲載します。

この夜のメニューは、

  • まんまるお月さんの「スーパームーン」
  • 和名「すばる」のプレアデス星団

冷たい風の吹く時間もありましたが、そらはほぼ快晴。
たくさんの方々に夜空を楽しんで頂きました。

IMG_3960

IMG_4011


IMG_4006

2017年11月4日 プラネ大掃除

プラネタリウムの大掃除を実施しました。

IMG_3461
集合写真 午前の部
  • いろんな所の掃除
    • 投影機本体
    • 補助投影機、スライド投影機などのレンズ
    • スリップリング
    • 投影機の下のスライド投影機設置板とその下
    • 投影機下のカバーの中
    • コンソール周辺
    • コンソール横
  • 電球など消耗品の棚卸し&ラベルづけ

スライドショーには JavaScript が必要です。

IMG_3484
集合写真 午後の部
IMG_9952
投影機の下から救出されたモノたち

府中市郷土の森博物館プラネタリウム訪問 2017年10月9日

この日は、現在の投影機、五藤光学研究所社製のGL-ATの最終日ということで、行ってきました。
まずは一般投影の最後の回「銀河鉄道の夜」を観賞。開始前には館長さんの挨拶あり。リニューアル後の投影機は、五藤の最新鋭・最高級機のケイロン3で、来年5月頃再オープンとのこと。
投影の前半は女性解説員による今夜の星空生解説、後半はKAGAYAスタジオ製作の全天周番組「銀河鉄道の夜」。綺麗な映像でした。

17時からは、事前申し込みの特別企画「プラネタリウム投影機GL-ATのひみつ」
この投影機は20m級の大型ドームに対応する、五藤光学製の二球式(恒星球[後述]が二つある)投影機で、約30年前から使われてきました。GLシリーズとしては日本では他に宇都宮と高崎にあります。(海外にはあるかどうか知りません)

GL-AT全体

まずは日の入りから星空が出るまで一通り投影。
その後、本体を立てて照明を当て、五藤光学の技術者の方が説明をしながらカバーをはずしていきます。

分解開始
スリップリングが見えてきます。

分解後中央部拡大
スリップリングとは
投影機のいろいろな部分が回転し、その先に電球やモーターがついていますが、直接電線でつなぐと回転したときに線がねじれてしまいます。そこで、同心円状の電極にブラシと呼ばれる部品を接触させて電力を供給しています。その部分をスリップリングといいます。古い投影機では、カバーがなくスリップリングむき出しのもののあります。

スリップリングむきだし

既に引退した投影機の展示されているスリップリング。

スリップリング展示

我が鴻巣のミノルタMS-10のスリップリング。

MS-10スリップリング
タコの吸盤のような形のものがたくさんついている二つの大きな球体が恒星球。

恒星球

吸盤のようなもの一個一個が投影ユニットで、星の位置に相当する部分に星の明るさに応じた大きさの穴があいた恒星原盤を強力電球で照らして、レンズでドームスクリーン上に投影します。投影ユニットが全部で32個あり、空全体に星を映しています。それらをいくつかはずして、内蔵されている、地平線下に星が映らないようにするシャッターなどを見せてくれました。写真がないのが残念です。その状態で恒星電球を点灯。

恒星ランプ点灯

まぶしいです。メタルハライドランプと呼ばれる放電系の電球で、紫外線が出ているので直視しない方がよいとのこと。
恒星球の先に突き出しているのが、太陽、月、惑星の投影機が並ぶ「惑星棚」。

惑星棚

地球から見たときの複雑な惑星の動きを歯車の組み合わせで再現しています。月投影機は満ち欠けの機能があり、装置が複雑、大型になります。
こちらが、イベント終了時の姿です。30年間お疲れ様でした。

分解後

この回は、他のプラネタリウムの顔見知りの解説員さんとか、有名プラネタリウム番組の監督さんとか、知り合いのマニアの人とか、話している内容からして関係者と思われる人とか、結構いらっしゃってました。

MS-10との比較
鴻巣のプラネタリウム投影機ミノルタMS-10は府中のとは逆に、中心に近いところに惑星棚が、その先に恒星球がついています。

MS-10全体

このタイプは、ダンベル型とか、最初に作ったメーカー名からツァイス型とか呼ばれます。それに対し府中のはモリソン型と呼ばれます。ちなみにモリソンとは、建設資金を提供した基金の名前で、元は人名なのでしょう。ツァイス型では惑星等の年周運動をさせるための伝達軸が惑星棚全体を貫いていますが、モリソン型では惑星棚が南北に分かれているので、それぞれ別のモーターを使い、電気的に同期させて動かしています。重量のある恒星球が中心に近いモリソン型が力学的には有利といわれています。
日本の二大メーカーでは、ミノルタ(現・コニカミノルタ)がツァイス型を、五藤がモリソン型を採用しています。この前訪問した久喜も五藤製でモリソン型。最近は惑星投影機を本体から分離し、恒星球が一つだけの一球式も増えています。府中の更新後のケイロン3も一球式。

参考文献 伊東昌市著「地上に星空を」裳華房1998年 絶版。アマゾンでは中古本にずいぶん高値がついている。