2018年1月20日吹上北中学校「冬の天体観望会」

吹上北中学校で冬の天体観望会が開催され、いちばんぼしとしてお手伝いをさせていただきました。この観望会も第9回目を数えました。

私たちが望遠鏡のメンテナンスをさせていただいたのが2012年の夏ですから、お手伝いをさせていただくようになって、今年で6年目を迎えます。埼玉新聞等にも何度か紹介されるなど、地域の天文台として人気を集めています。

今夜も冬の寒空にもかかわらず、大勢の参加者がありました。少し水蒸気の多い空でしたが、冬の星座(冬の大三角と冬のダイヤモンドなど)とオリオン座大星雲(M42)、おうし座のプレアデス星団(和名:すばる/M45)、アンドロメダ銀河(M31)などを観望していただきました。

ところで、参加された皆さんからは、眼視による観望ではそのイメージは写真と異なることへの戸惑いの声がありましたので、肉眼で見る場合と写真の違いを簡単に説明します。

カメラと異なり人間の瞳は光を蓄積することができません。デジタルカメラであれば光の明暗、色彩等の情報をCMOSなどの受光センサーが受け取り、しかもそれを蓄積させるとともに不要なノイズを除去させることが可能です。そして、その情報をもとに画像を構成することができるのです。そのため、カメラが捉えた写真は目に見えない淡い光をとらえることができ、色彩も鮮やかとなります。肉眼では色を感じられる天体は稀ですし、淡い部分については、写真とは似つかぬ「もやもや」とした綿毛のようなものがなんとなく見える程度です。でもがっかりしないでください。遠い宇宙の彼方から旅をした光が、皆さんの目にライブでダイレクトに届いているわけですし、こんな素敵なことはそうありません。

 

2017年1月21日 吹上北中学校天体観望会の天体写真

2017年1月21日に、吹上北中学校にて「2016年度冬の天体観望会」が開かれました。
当日の日中は強風が吹いていたため観望会への影響が心配されましたが、日暮れと共に風も収まり無事に観望会を開くことができました。
そこで、当日撮影した天体写真を掲載いたします。

半月型の金星
オリオン大星雲の全体像

オリオン大星雲の中心部分

2017年1月21日吹上北中学校「冬の天体観望会」

吹上北中学校で、冬の天体観望会が開催され、いちばんぼしとしてお手伝いをさせていただきました。校長先生もご挨拶の中で触れられていましたが、こちらの中学校の観望会は、すっかり地域の方にも定着し、寒い夜にもかかわらず、大勢の参加者がありました。

今夜は冬らしい透明度の高い夜空が広がり、吹上北中学校自慢の20cm屈折望遠鏡も大活躍です。望遠鏡で撮影した画像は別のページに掲載していますので、ぜひご覧になってください。

日没後、西の空に輝く金星が満ち欠けするなんて、普段あまり気にしていないことに気づかされたとおっしゃる参加者の方もいらっしゃいました。この日の金星は東方最大離角を少し過ぎたところで、望遠鏡の視野の中ではまるで半月のような姿を見せていました。この後、内合に向けて、視直径を大きくしながら、三日月のような細い姿に変わってきます。

オリオン座の大星雲もよく見えていました。肉眼ではトラペジウムの周りに淡い、綿毛のような、雲のようなものがみえますが、デジカメ等で捉えると、白鳥が羽を広げているような雄大な姿を確認することができます。こちらも別ページの写真をご覧ください。

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(左)校長先生から開会のご挨拶          (右)PCを用いた説明(本日の見どころを紹介)

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吹上北中学校自慢の天体ドーム、屋上での観望の様子

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(左)宙ガールの皆さんのスリーショット       (右)恒例のメンバー記念写真

2016年7月29日 吹上北中学校「夏の観望会」

吹上北中学校で、夏の天体観望会が開催され、いちばんぼしとしてお手伝いをさせていただきました。こちらの中学校では積極的に地域に天文施設を開放しており、自慢の20cm屈折望遠鏡で夏の惑星たちを見ていただくこととしました。

梅雨が明けたばかりは晴天が続くといいますが、昼間のうちはますまずのお天気だったのですが、夕方にかけて雲が広がり、天気も曇りから雨の予報に。それでも何とか開催することができました。

この夏は何といっても火星と土星が観望の好機とあって、20cm屈折望遠鏡で土星や火星を見ていただきましたが、それは素晴らしい安定した像を見せてくれました。サブの望遠鏡としていちばんぼしのメンバーも望遠鏡を持参してきたのですが、まさに雲泥の差とはこのことです。あらためてこの望遠鏡の素晴らしさを実感しました。

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2016年1月16日 吹上北中学校 冬の観望会

吹上北中学校で、冬の天体観望会が開催されました。
「いちばんぼし」としては今年最初の活動です。

当日は夕方までよく晴れていたのですが、観望会が始まる19時前から雲が広がりはじめ、ほぼ上弦の月は見えたり見えなかったり。校舎の屋上にある天文台にご案内したものの、20時前には雲量100となり、天文台での観測は中止となりました。その後は会場を中学校の図書室に移し、月の動画を見ながら「いちばんぼし」のスタッフによる月面解説をさせていただきました。

吹上北中学校・観望会

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このサイトでこれまでご紹介してきたように、吹上北中学校の20cm屈折望遠鏡は大変素晴らしいものです。現在ではメーカーが開発・製造をやめてしまっているのですが、いわゆる名機というやつでして、製造番号1番(2000001)という希少価値までついています。

「こんな凄い望遠鏡を眠らせておくのはもったいない」というわけで、鴻巣市教育委員会が数年前からこの望遠鏡の運用を再開しました。
その運用にあたっては、中学校の先生方にご理解をいただいて、堂平天文台のボランティアと私たち「いちばんぼし」がお手伝いをさせていただいています。

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★おまけ

観望会の後、ちょっと素敵な処でお茶(?)をしてから帰りました。古い客車がダイニングとなっているカフェです。
「いちばんぼし」の2016年の活動にどうぞご期待ください。
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2015年7月25日 吹上北中学校 夏の天体観望会

吹上北中学校で、夏の天体観望会が開催されました。
当日は37℃の酷暑となり、汗だくの観望会となりましたが、気流が(どんよりと)落ち着いて、
土星も月も素晴らしく良く見えました。
観望会の様子と、当日撮影した土星と月の写真を投稿いたします。

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吹上北中学校観望会(2015.1.24)

昨年(2014年)の暮れに予定されていた観望会が天候不順で中止になりましたが、
急遽、今年(2015年)の1月24日に観望会が開催されました。

当日は、ちょうど見ごろとなっていたラブジョイ彗星、そして木星、月を主な観望対象にしました。
急遽開催されたこともあって来客は60名程度でしたが、その分じっくりと見ていただくことができました。
天文台で彗星観望

屋上に持ち込んだ、いちばんぼしスタッフの望遠鏡に群がる亡霊たち。(失礼。お客様たちです。)
屋上での観望(1) 屋上での観望(2)

当日、天文台で撮影した天体です。
彗星の尾は、肉眼では伸びている方向が何となくわかる程度でした。
木星はまだ高度が低く気流状態も良くありませんでしたが、縞模様は確認していただけました。
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スタッフの皆さま、お疲れさまでした。
スタッフ集合写真