低い雲が広がり、日差しの無い日でしたが、日没時には見事な夕焼けになりました。

観測の好機を迎えたZTF彗星。
りゅう座ε星付近で捉えてみました。
ふわっとした「ダストテール」と、微かながら細い「イオンテール」が見えています。
6等級程度でしょうか、7×50の双眼鏡で、かろうじて存在がわかる程度でした。
f=400mm F5.6 15秒 x 20 枚をStarry Landscape Stackerでスタック、Lightroomでトリミング・調整
撮影地:榛名湖
月齢1.7の細い月と水星、それに、雲の隙間に金星も顔を覗かせてくれました。
実はこの年末から年明けにかけて、日没後に月、火星、水星、木星、金星、土星、天王星、海王星が一度に見られる「惑星大集合」が起こっています。
チャンスがあったら眺めてみましょう。
テーマは、「土星・木星・火星を見よう」。
各惑星について、プラネタリウム室での講義の後に、
屋上や天文台で観測しました。
3惑星を一度に観測できる、観測日和でした。
月が天王星の前を通りかかるところを連続撮影してみました。
明るさ6等級程の暗い天王星ですが、月食のおかげで、月に隠れる様子をくっきりと写しとることができました。
「土星が月に隠される」という、次回の月食中の惑星食は322年後とのこと、ちょっと待てませんね。
今回の撮影は、望遠レンズをつけたカメラをポータブル赤道儀に載せて行いました。
シャッターブレは、電子シャッターにすることで治りましたが、風による揺れには悩まされました。
月食中は、空が暗くなるので、星も綺麗です。