曼珠沙華

この季節に咲くお馴染みの彼岸花。
中国大陸原産のヒガンバナ科の植物です。
学名の属名 Lycoris radiata(リコリス・ラジアータ)は、ギリシャ神話の女神・海の精(ニンフ)のネレイドの1人であるリュコーリアス(Lycorias)に由来するそうです。
横からの写真をよく目にしますが、上から見るとしべが丸く広がっています。
9/20 鴻巣公園横にて

2021年9月20日 月夜の鴻巣駅前

満月直前でしたが、よく晴れたので鴻巣駅前の比較明合成に再挑戦。
左には満月直前の月、正面には木星と土星。
そして、今回は右の方に、いて座の姿も見えています。
ハンバーガー屋さんの厨房から放たれた湯気で、少し煙そう。
月光が強いので、今回はソフトフォーカスフィルターなしです。

9/20 20:08〜 f=18mm F4 ISO100 6秒 x 340枚を比較明合成

ついでに、2時間前に撮影した富士山と「いちばんぼし」のツーショット
どれかわかるかな?

9/20 18:09 f=70mm F4 ss=1/15 ISO400

2021年8月10日 鴻巣駅前の星空

駅のロータリーを見下ろす場所から、星空を撮影してみました。
中央に明るく輝いているのが木星、その右寄りには、土星の姿があります。
雲の少ない日に再挑戦したいですね。

8/10 22:16 f=20mm F5 ISO100 6秒 x 286枚を比較明合成(自作プログラム使用)

2021年7月18日 木立と星空

7月18日 2:55 の蓼科高原
左下の明るい星が、「ぎょしゃ座」の一等星「カペラ」。
中央右にごちゃごちゃ星が集まってるのが、「おうし座」の肩の部分にある「プレアデス星団」です。
左上には、「ペルセウス座」のα星「ミルファク」(2等星)が見えます。
右下の木立の中には、「アルデバラン」と「ヒアデス星団」の姿もあります。
もう空が白み始めて、星々は空に溶けていきます。

3:08 少し上に目を向けると、秋の星座たち。
中央に見えている斜めの淡い光は、アンドロメダ銀河です。
f=35mmの広角レンズの固定撮影でも写るのですね。
星座線も加えてみました(2枚目)

いずれも、ソフトフォーカスフィルターを使っています。
それぞれ10枚固定撮影したものを、MacのソフトStarryLandscapeStackerでスタックしてみました。
木立などのマスキング処理も同ソフトで行いましたが、マスク画像は別途読み込むこともできるので、Photoshopなどを併用した方が容易だったのかもしれません。

2021年7月17日 ISS月面通過

ブログアップの日にちが前後してしまってすみません。

関東が梅雨明けした翌日の撮影です。

しばらく見ていると、小さな白いものが左斜め下から右斜め上に移動していきます。
虫が飛んで行くようにも見えますが、これはISS(国際宇宙ステーション)です。

この日は上弦の月。時間は17時03分。
日が沈んだばかりで、青空に月が高く見えました。(露出控えめなのでバックの空が暗いですけど。)
ですので、実際の見え方としては動画を「首を右に傾けて」ご覧ください(笑)



《7/25追記》
もしかしたら「撮影してみたい」という方がいるかも?と思ったので、追記です。

1.月面(太陽面)通過の予報サイト
2.撮影機材


1.月面(太陽面)通過の予報サイト

有り難いことにイベントを予報してくれるサイトがあります。
(以前は「calsky」というとても便利なサイトがあったのですが、残念なことに2020年10月に運用停止。)
国際宇宙ステーショントランジットファインダー (transit-finder.com)

ここに出てくる画像はスマホのスクリーンショットです。なぜか英語(^^;)
パソコンだと日本語表示なので安心してください。

この画面の入力欄に必要なデータを入力して、「計算する(CALCULATE)」をポチっとすると次の画面になります。

選択した期間のイベント一覧が表示されます。

上部の「マップ上にすべてを表示(SHOW ALL ON MAP)」又は各イベントの「地図に表示(SHOW ON MAP )」をポチっとすると、次の画面になります。

(画像は「すべてを表示」。「地図に表示」はラインが1本になります。)

ラインの中央の線がまさしくセンターラインで、月面(太陽面)のど真ん中を通過するのが見える場所になります。
(センターラインからズレるほど、ISSは月面・太陽面の端を通過することになります。ラインの外は通過は見ることはできません。)

あとは地図を拡大して撮影場所を決定すればOKです。
たまたまセンターラインが自宅を通れば自宅で撮影できますが、ズレていると出掛けることになります。

ここでいくつか注意点があります。

◎ラインは動く
ISSは軌道変更があるので、イベント直前でも油断できません。
(ここの7/17の動画も予報とは少しズレています。たぶん軌道データが反映されるまでのタイムラグがあるのでしょう。ちゃんと調べれば出てくると思いますが、やっていません^^;)

◎撮影場所の選択
ラインが動くことから、撮影場所は直前まで決まらないことが多いです。
安全に、不法侵入することなく(これ、大事です!)、撮影する方向に障害物がない場所が必要です。
日頃から「撮影OK」な場所を気にかけておくといいかもです。

それから、ちょっと心配な私はもう1つ別のサイトも見ています。
Heavens-Above

これもスマホの画面です。
青い文字の「ISS(国際宇宙ステーション)」をポチっとすれば、次の画面から使い方が書いてあります。


2.撮影機材

この日の機材です。

経緯台の望遠鏡にカメラを付けた直焦点の固定撮影です。
通過する時間は数秒なので固定で十分だと思っています。
(追尾できる架台があれば撮影に余裕ができるし、あとで静止画から合成もできます。)

望遠鏡がなくてもカメラの望遠レンズでも撮れます。
最近のカメラは動画を録れるものもあるので動画にするか、連写(できるだけ高速を選択)にするかを選びます。
あとは月を横切るので、月を視野に入れて、ピントを合わせて、試し撮りで露出を確認して、予報の時刻と画角を考えてシャッターを押せばOKです。


ISSの月面(太陽面)通過はなかなかチャンスがありません。
遠征範囲を広げればチャンスは多くなりますが、距離が遠くなると現地の天気も考慮しなくてはいけません。
てか、たかだか1~2秒のために遠征するのもどうかと思いますし(^^;)
気長にチャンスを待って撮影してみてください。


★太陽面通過の撮影は少しだけハードルが上がります。あの太陽の眩しさを減光するフィルターが必要になります。
日食の撮影など、太陽を撮影した経験がある方のみ挑戦してみてください。
(最悪、目を傷めたり、カメラをダメにする危険があるので、冗談抜きに注意が必要です。)
ちなみに、7/17の動画が終了したあとに太陽面通過の動画が出てきます。この日はピントを合わせる黒点もなかったのでピントが甘いですけど。瞬き禁止です(笑)


追記がめっちゃ長くなりました。すみません(^_^;)