2023年8月12日 夏の天文教室

今回のテーマは、「夏の星空と流星群ガイド」。
プラネ室で夏の星座と翌日の夕方に極大となる「ペルセウス座流星群」についての講義の後、屋上で流星を観測しました。

天文台の望遠鏡ではM13(ヘルクレス座球状星団)、M57(こと座の惑星状星雲)などをご覧いただきました。

幸いにも徐々に雲が少なくなり、観測しやすい空になりました。
まだピークから離れたタイミングのため、貴重な流星が見えると「わー」っと歓声が上がっていました。

人工衛星や飛行機の姿も頻繁に見られました。

↓ 白鳥座のアルビレオ(青と金の美しさで人気の二重星)を観測しています。
 背後には、夏の星座たちの姿が見えます。

白鳥座の

↓ 写真にもかすかに流星が写っていました。(20:48)

2023年 7月12日 マウナケア山

いつか行ってみたいと思っていた、ハワイ島のマウナケア山に登るチャンスに恵まれました。
天文観測に適したこの地には、たくさんの天文観測施設があります。

写真の中央左は、お馴染み国立天文台の「すばる望遠鏡」です。
有効口径8.2m、焦点距離15mの望遠鏡が格納されています。

中央の球形の双子は「W.M.ケック天文台」。
石油で財をなした、アメリカの実業家が創立したW・M・ケック財団から寄付を受けて建設されたそうです。

右はNASAの「IRTF」口径3.2mの赤外線望遠鏡を備えています。

標高4,200mのこの地では、雲は眼下に雲海として見えます。
常夏の島、ハワイですが、気温は5度付近でした。

観測の邪魔にならないように、日没後は下山する必要があります。
光害が無く、空気の澄んだこの地では、ふもとまで降りても、見事な星空を楽しむことができました。

おおかみ座や、ぼうえんきょう座といった、日本ではあまり耳にしない星座たちも見えています。

アメリカの学校は日本よりひと足早く夏休み。ワイキキのビーチも賑わっていました。

2022年12月25日 クリスマスの夕景

月齢1.7の細い月と水星、それに、雲の隙間に金星も顔を覗かせてくれました。
実はこの年末から年明けにかけて、日没後に月、火星、水星、木星、金星、土星、天王星、海王星が一度に見られる「惑星大集合」が起こっています。
チャンスがあったら眺めてみましょう。

織姫星と彦星

夏の夜空の頭上に輝く3つの一等星。

天の川を挟んで輝く こと座のベガ(織姫星)と
わし座のアルタイル(彦星)、
そして白鳥座のデネブ。

この辺りには、こぎつねやイルカの姿も。

早くも薄明が始まっています。

さそり座

10月24日から11月21日生まれの人の「誕生日星座」さそり座。
オレンジに明るく輝く一等星の「アンタレス」は、「さそりの心臓」とも呼ばれる。
この星は、太陽の680倍もの大きさを持つ赤色超巨星で、もうすぐ寿命を迎えるとされる。

2022年6月25日 惑星全員集合

次回見られるのは、「470年後」ということ。
それまで健康でいられる自信もないので、天候に不安を感じながらも、深夜の電車に乗って撮影に挑みました。

14mmの超広角レンズで斜めに構えたら何とか入りました。
拡大して見ていただくと、天王星と海王星以外ははっきり確認できると思います。
月齢25.6の細い月も共演してくれました。(地球照で丸く写っています)

水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星

遥か彼方の小さな点にしか見えない惑星たち。
46億年という途方もない時をかけ、相互に影響し合って、太陽系という秩序を織り成してきているというのは、とても不思議なことですね。

この翌々日の6月27日、気象庁は九州南部・東海・関東甲信で梅雨明けしたと発表しました。
東海・関東甲信では例年より22日早い梅雨明けで史上最短の梅雨となりました。