「第53回鴻巣駅前観望会」
一月に2度駅前観望会を実施したのは、初めてのことかもしれませんね。
とても良い天候に恵まれ、土星や月などをたくさんの方々にご覧いただきました。

「第52回鴻巣駅前観望会」
なかなか天候に恵まれない今年のいちばんぼしの駅前観望会ですが、ようやく今夜、7か月ぶりに開催することができました。昨日もぎりぎりまで天候判断に迷いましたが、今日に延期して正解でした。メンバーもワクワクしながらいつもの駅前の広場に集合です。
前回の開催は2月でしたから、来ている服もダウンジャケットなどの寒冷仕様でした。それから春、夏と季節は巡り、秋になるまで観望会がお預けになるなんて誰が予想したでしょうか。「どうやら駅前観望会はなくなったらしい」なんて人聞きの悪い噂まであったりなかったり。ご安心ください。これからもいちばんぼしは皆さんに星空をご案内してまいります。
さて、今夜の駅前の空は、少し強い秋の風が吹く中、月齢12.4の月と観測の好機を迎えている土星を観ていただきました。やはりチャーミングな土星の姿は皆さんが大好きですね。久しぶりの土星の姿に私たちも含め多くの皆さんの歓声が上がっていました。また、月のコリメート撮影も楽しく挑戦していただきました。10月の観望会は9月30日(土)又は10月1日(日)を予定しています。お時間がありましたら是非お立ち寄りください。
写真を追加しました。
3月12日(日)の駅前観望会は、生憎の曇天で中止となりました。
そのとき、集まったメンバーでにわかお花見をしました。
エルミパークの河津桜が満開でした。

「第51回鴻巣駅前観望会」
立春の今日、春のような陽気は夜まで続きました。2月にしてはとても暖かい夜で、日没直後の駅前広場の気温は摂氏10度でした。暖かさに誘われて多くの皆さんに来ていただきました。
そのため、望遠鏡のセッティングが間に合わず、1点アラインメントのままスタートすることになったほどです。
さて、このところ夕方の空に金星がとても明るく輝いていますが、「『いちばんぼし』の名称は金星からとったのですか?」という質問を受けました。
一番星というのは夕暮れ時に最初に見える星を指すものですから今の時期であれば金星が一番星ですが、木星だったり、別の明るい恒星であることもあるのです。
今夜の空では、金星がなければシリウスあたりかもしれません。
今宵も一番星として西の空に鎮座する「金星」のほか、火星、上弦の月、 すばる(M45)、オリオン座大星雲(M42) などでお楽しみいただきました。




恒例のいちばんぼしメンバー写真、将来のメンバーも含まれている?
※ミニ解説 「君にも見えるウルトラの星 ♪、ところでM78星雲のMって何?」
昭和年代に子供時代を過ごしたたメンバーは、帰ってきたウルトラマン(のちのウルトラマン・ジャック)の主題歌を思い出します(笑)。ご存知ウルトラマンシリーズでの世界では、彼らの故郷は「M78星雲」ということになっています。M78は実在する星雲で、オリオン座の三ツ星の少し左側に実在する星雲ですが、ウルトラマンシリーズを制作した円谷プロダクションに残されている当時の企画資料には「M87」という記載もあり、脚本に誤植されたことから、誤ってM78星雲となったという説があるそうです。
参考までに、ウルトラマンシリーズ第2作のウルトラセブンの必殺技は「M87光線」ですが、これは本来の設定に基づいているということです。M87も実在する天体で、おとめ座超銀河団の中心をなす巨大な銀河です。
さて、このM(メシエ)とは何か。
これはフランスの天文学者シャルル・メシエの名に由来するものです。彼は18世紀のフランスで活躍した天文学者で、彗星の観測で知られていましたが、彗星を探す際に彗星と誤認しがちな星雲星団を1から103までの番号で分類し、いわゆる「メシエ・カタログ」を作成しました。後世の天文学者が番号を追加し、最終的にはM110までのカタログとなっています。なお、M40、M91、M102は欠番となっています。
例えば、M42といえばオリオン座大星雲のことを指します。当時メシエが使っていた望遠鏡は口径5~7cmほどの小口径のものであり、比較的明るく、観測しやすい天体が多いという特徴があり、メシエ・カタログの天体はアマチュアでもその観測や撮影が比較的容易なものとして人気があります。
当時のフランスはブルボン王朝からフランス革命という激動の時代でしたが、ブルボン朝国王ルイ15世の治世には、メシエの業績をたたえ、彼を「彗星の狩人」と呼び、かのナポレオンも勲章を授けています。

(上の画像は国立天文台のサイト http://www.nao.ac.jp/ から転載)
「第50回鴻巣駅前観望会」
2017年最初の駅前観望会です。
寒い冬の夜でしたが、多くの皆さんにお立ち寄りいただきました。
また、今夜は記念すべき50回目の観望会でもありました。今後とも皆様に愛されるボランティア・サークルであり続けたいと思います。
さて、いつもの駅前スペースでの開催でしたが、最近どうもこのあたりの人工光が増加の一途を辿っています。住民の利便性、防犯のため、照度が上げるのは理解できます。ただ、星を見る者にとってはなかなか厳しいコンディションです。「いちばんぼし」は多くの皆さんに星空の素晴らしさを伝え、ともに感じていただくため、あえてこの場所を選んでいるのですが、多くの人工光のために夜空を解説するのが難しくなっています。
その一方で、応援してくださっている方も増えており、「鴻巣駅前に行けば『いちばんぼし』の観望会に遭遇できる」という期待をいただいているのも事実です。本当にうれしいことです。そうした方が一人でもいる限り、私たちはこの場所を離れることはないと思いますが、眩いばかりの人工光とどう付き合っていくか工夫をしていく必要がありそうですね(笑)
今宵は、西の空に-4等級の明るさで輝く「宵の明星」のほか、沈みゆく火星、上弦を少し過ぎた月すばる(M45)、オリオン座大星雲(M42) などを中心にご案内をいたしました。



アイピースを変更したらコリメート撮影がしやすくなりました。今夜も望遠鏡1台の運用でした。


(左)寒いところお立ち寄りいただきありがとうございます。(右)双眼鏡でもよく見えるんです。

恒例のメンバー撮影(Yさんゴメンね。可愛かったからこちらにしたよ(笑))
※ミニ解説 「金星にも満ち欠けがあるって本当?」
金星を望遠鏡でのぞいてみると、月のように欠けて見えることに気付きます。今回の観望会では、ちょう
ど半月状に見えました。今後、日をおいて観察を続けていくと、欠け方が変わっていく様子が分かります。
金星のように地球よりも内側をまわっている惑星(「内惑星」と言います)は、その位置によって、地球
に夜側を見せたり昼側を見せたりします。望遠鏡でのぞいたときに、欠けて見えるところが金星の夜、光
って見えるところが昼の部分です。これは月の満ち欠けと同じ理屈です。
金星が太陽をはさんで地球の反対側にきたとき(「外合」と言います)、地球からは金星の昼の部分しか
見えないので、金星は満月のように見えます。また、金星が太陽からもっとも離れて見える最大離角のと
きは、昼側と夜側がちょうど半分ずつ見えますから、半月状に見えます。金星が地球と太陽の間にきたと
き(「内合」と言います)は夜側だけになり、新月と同じく見ることはできなくなります。
内惑星である水星、金星の場合、地球との間の距離は大きく変化します。そのために、水星、金星では満
ち欠けとともに見かけの大きさも大きく変化して見えます。内合に近いほど、つまり欠けているときほど
地球に近くなり、大きく見えることになります。

(上の画像は国立天文台のサイト http://www.nao.ac.jp/ から転載)
それと今夜は嬉しいことがありました。会いたかった友との再会です。
いちばんぼしの仲間の友情はこれまでも、これからも永遠です。
「第49回鴻巣駅前観望会」
寒い冬の夜です。吹きすさぶ西風が少しだけ弱くなりましたが、やはり寒い。
透明度こそ高い空でしたが、上空の気流は乱れ、プールの底から空を見上げているような師走の夜空、12月駅前観望会を実施しました。
ところで、駅前観望会は、本日で13回連続で開催できています。平成28年は 曇天で順延したことこそありましたが、毎月欠かさずに開催できました。応援してくださった皆さんとお天気に感謝です。
数日後に満月を迎える月が眩しく、西の空にも-4等級の明るさで宵の明星のほかには、明るいはずの一等星もよく見えないほどでした。そうした駅前の夜空でしたが、お立ち寄りいただいた皆さんに師走の星空を見ていただきました。月、沈みゆく火星、すばる(M45)、オリオン座大星雲(M42)などを中心にご案内をいたしました。

望遠鏡1台と双眼鏡1台でおもてなし。双眼鏡も星見の重要アイテムです。

寒い夜でしたが、お買い物帰りに多くの方にお立ち寄りいただきました。感謝です。

今夜の担当は2名でした。
※ミニ解説 「ベツレヘムの星の正体は?」
ベツレヘムの星とは、クリスマスツリーのてっぺんに飾る星としてご存じではないでしょうか。これはイエス・キリストが誕生した時に、夜空に眩しいくらいに輝き、救世主の誕生を知らせたとされる星なのですが、どのような星だったかは様々な説があります。天文現象とする説もありますが、その中には、①惑星、②変光星、③超新星爆発などが有名です。
惑星の運動法則を見つけたケプラーは、ベツレヘムの星について、木星と土星の接近説を取り上げています。ベツレヘム(現在のパレスティナ/イスラエル地方)では、木星が幸福の星、土星がこの地の星と考えられており、符合します。地球との位置関係で同じ年に3回接近と離合を繰り返す「3連会合」という現象が約200年に1度起こるのですが、イエス誕生の歴史とは合わないとも言われています。
変光星は、ファブリチウスが17世紀に発見した天体ですが、現在では、かなり多くの星が変光星であることが分かっています。当時は気づかれていなかった変光星の一つであるという可能性も指摘されていますが、明るさの変化が激しいくじら座の変光星「ミラ」などは、突然輝きを増したベツレヘムの星だという主張があります。
超新星は、星全体が爆発を起こす現象です。これも激しい明るさの変化を伴います。しばらく見えて、見えなくなることから、眩しいくらいに輝くイメージは、それに近いのかもしれませんが、科学的な裏付けとなる証拠がありません。
クリスマスツリーを飾り付けるとき、ベツレヘムの星にまつわるエピソードを思い出し、イエス誕生の夜を想像してみてはいかがでしょう。星と神話、宗教など、星々は人々の心の中に神秘やスピリチュアルな感性を与える魅力を持っています。
We wish your Merry Christmas and a happy new year !

「第48回鴻巣駅前観望会」
小春日和でこの時期にしては暖かい夜、11月駅前観望会を実施しました。
2日後に満月(スーパームーン※)を迎える月、西の空に-4等級の明るさで輝く金星(宵の明星)や、日没直後の火星、まだ姿を残す白鳥座のアルビレオ(二重星)、アンドロメダ銀河などをご案内しました。※下のミニ解説参照
アンドロメダ銀河は駅前の明るい場所にもかかわらず、110mmの屈折望遠鏡でもその姿を辛うじてとらえることができました。
星雲や銀河は写真画像のイメージが先行しているためか、皆さんの中には「望遠鏡でも見るのは困難」と思っている方もいらっしゃいますが、明るい星雲・星団なら小望遠鏡でも十分よく見ることができます。ただし、NASAやハッブル望遠鏡のような画像を期待している方はガッカリしてしまうかもしれません。地上から深宇宙(ディープスペース)を観測するのはなかなか難しいことなんです。
今夜は暖かい夜だったこともあり、多くの皆さんに来ていただくことができましたが、相変わらず望遠鏡メーカーの販促イベントと間違えている方もいて、いちばんぼしの認知度をもっと高める必要があると感じました。
最近、「鴻巣市」は、TX系の「アド街ック天国(10月1日放送)」や「歴史の旅歩き旅(10月13日放送)」で相次いで紹介されていますが、いつか僕らも、、、(なんちゃって)

いちばんぼしの名刺をお渡しした方、このサイトをご覧いただいているでしょうか?

ビルの窓に映り込む月

シュミットカセグレン式(オレンジ色の鏡筒)はコンパクトながら迫力満点の月を見せます。

最近いちばんぼしの観測ガジェットとして増殖中の「双眼鏡」

いつものメンバー写真。
11月14日は「スーパームーン」(ミニ解説)
月が地球を周回する軌道は、楕円のカタチをしています。
そのため、月は地球に近づいたり遠ざかったりしながら公転しています。
月が一番地球に近づくときは約36万km、一番遠ざかるときは約41万kmです。
今回の月と地球の距離は35万6509kmとなり、ここまで距離が近くなるのは1948年1月26日以来となることから、68年ぶりのこととなります。
ところで、最近は「スーパームーン」として報じられることも多くなりましたが、これは天文学の術語ではなく、占星術師のRichard Nolleが1979年に定義したものだと言われています。
月の引力が潮の満ち引き(潮汐)を生んだりしていることを考えると、月が近づくこの日は、地球に何らかの影響を大きく与える日とされていますが、そのことが、地震が起きやすい、火山活動が活発になる、人の精神に影響を与える、願いが叶う、などの俗説が生まれた遠因であると言われています。これらはまことしやか語られることがありますが、エビデンス(科学的根拠)があるわけでははありません。
11月14日の夜は、月か地球に最も近づくのが午後8時21分で、その月が満月になるのが午後10時52分です。この時間帯が「スーパームーン」ということになりますが、今回のスーパームーンは他の満月と比べ約30%明るく、14%ほど大きく見えます。

(国立天文台のサイト http://www.nao.ac.jp/ から転載)