富士山のシルエットと月齢2の月の共演
来年はどんな年になるのでしょうね?
本ネタがつづきます。
素敵な本と出会いました。(まだ読みかけ)
野尻抱影
『星は周る』
平凡社STANDARD BOOKS
著者は冥王星の名付け親で、大佛次郎のお兄さんだそうです。
文章は格調高く、でも親しみやすく。ユーモアもあってロマンチック。
古代ギリシャの哲学者を旧知の友のように語り、李白の漢詩が飛び出すかと思えば、少年の頃の失敗など微笑ましい。
星への愛に溢れています。
この本はダイジェスト版でわりと薄めですが、読み終わるのがもったいない。
2/25(土)天文教室のテーマは
〈三日月形の金星と冬の星座〉
本より引用、
「金星が新月のように虧(か)けて、それよりも繊(ほそ)い尖端をプラチナのように光らせている姿」(P.52)
「例のオリオン座などとなると、二十年、三十年、冬のたんびに見ているのだが、あのみつ星が東の地平にまっすぐ立って出て来るのを見ると、正直、胸がどきつく」(P.11)
「すばるはと見れば、もう西空の天頂近く、目に見えぬ手が揉んでいる水晶の数珠のようにきらめいていた」(P.125)
2月は寒さの底ですが、皆さん暖かくして、そんな星々を観にきてください^^
記事の一部に、ちょっと載っただけですが、ご紹介
掲載された Popeye(R) 2017 January号
意外にしっかりした装丁で、厚みのある雑誌

クリスマスの夜明けのデートスポットとして野島崎灯台の写真をご使用いただきました

ちょっと行きにくい場所だけに、これを見て足を運んでくれたら嬉しい。
「第49回鴻巣駅前観望会」
寒い冬の夜です。吹きすさぶ西風が少しだけ弱くなりましたが、やはり寒い。
透明度こそ高い空でしたが、上空の気流は乱れ、プールの底から空を見上げているような師走の夜空、12月駅前観望会を実施しました。
ところで、駅前観望会は、本日で13回連続で開催できています。平成28年は 曇天で順延したことこそありましたが、毎月欠かさずに開催できました。応援してくださった皆さんとお天気に感謝です。
数日後に満月を迎える月が眩しく、西の空にも-4等級の明るさで宵の明星のほかには、明るいはずの一等星もよく見えないほどでした。そうした駅前の夜空でしたが、お立ち寄りいただいた皆さんに師走の星空を見ていただきました。月、沈みゆく火星、すばる(M45)、オリオン座大星雲(M42)などを中心にご案内をいたしました。

望遠鏡1台と双眼鏡1台でおもてなし。双眼鏡も星見の重要アイテムです。

寒い夜でしたが、お買い物帰りに多くの方にお立ち寄りいただきました。感謝です。

今夜の担当は2名でした。
※ミニ解説 「ベツレヘムの星の正体は?」
ベツレヘムの星とは、クリスマスツリーのてっぺんに飾る星としてご存じではないでしょうか。これはイエス・キリストが誕生した時に、夜空に眩しいくらいに輝き、救世主の誕生を知らせたとされる星なのですが、どのような星だったかは様々な説があります。天文現象とする説もありますが、その中には、①惑星、②変光星、③超新星爆発などが有名です。
惑星の運動法則を見つけたケプラーは、ベツレヘムの星について、木星と土星の接近説を取り上げています。ベツレヘム(現在のパレスティナ/イスラエル地方)では、木星が幸福の星、土星がこの地の星と考えられており、符合します。地球との位置関係で同じ年に3回接近と離合を繰り返す「3連会合」という現象が約200年に1度起こるのですが、イエス誕生の歴史とは合わないとも言われています。
変光星は、ファブリチウスが17世紀に発見した天体ですが、現在では、かなり多くの星が変光星であることが分かっています。当時は気づかれていなかった変光星の一つであるという可能性も指摘されていますが、明るさの変化が激しいくじら座の変光星「ミラ」などは、突然輝きを増したベツレヘムの星だという主張があります。
超新星は、星全体が爆発を起こす現象です。これも激しい明るさの変化を伴います。しばらく見えて、見えなくなることから、眩しいくらいに輝くイメージは、それに近いのかもしれませんが、科学的な裏付けとなる証拠がありません。
クリスマスツリーを飾り付けるとき、ベツレヘムの星にまつわるエピソードを思い出し、イエス誕生の夜を想像してみてはいかがでしょう。星と神話、宗教など、星々は人々の心の中に神秘やスピリチュアルな感性を与える魅力を持っています。
We wish your Merry Christmas and a happy new year !

前回の曇天だった8月の天文教室のリベンジ、とばかりに秋も深まった霜月11月、
今回の天文教室は、「二重星と二重星団」というテーマで実施しました。
多くの皆さんにご参加いただきましたが、残念なことに、お天気はまたしても生憎の曇り空。
お手伝いをさせていただいている我々いちばんぼしのメンバーも、用意してきた望遠鏡をセットすることを早々と諦めて曇天用プログラムに切り替えることに。
毎回ご説明させていただいていますが、いくら児童センターの15センチ屈折望遠鏡をもってしても、厚い雲越しに星を見ることはできません。天文台の望遠鏡を使っての企画はこのところ天候に恵まれていません。
今宵も天文教室の講師の解説に加え、いちばんぼしメンバーの星空解説など、通常のプラネタリウムの数倍の盛りだくさんのプログラムでお楽しみいただきました。そして、最後には児童センター自慢の天文台の見学を行って終了となりました。
インドアの写真ばかりですが、当日の様子をご紹介します。

(左)秋の星座物語は豪華オールスターキャストです(笑) (右)たくさんの親子連れが参加してくださいました。

児童センターの投映機での星空解説。最新鋭機ほどの多彩さはありませんが、美しい星空を描きます。

天文教室講師の楽しくもアカデミックな解説。中高生の理科(理科第2分野、地学の天文分野)にも役立ちますよ。

曇天プログラムでしたが、最後には天文台を見学していただきました。

恒例のメンバー写真。我らが minolta MS-10 とともに。